東京都・埼玉県・山梨県 雲取山(くもとりやま)2,017m
                                                                  
マピオンの地図
2008.05.04〜05 晴れのち曇りのち霧 単独山行
1日目 歩行時間 計 4時間50分
三峰登山口⇒(55)⇒妙法ケ岳分岐⇒(50)⇒地
蔵峠⇒(15)⇒お清平⇒(1:10)⇒白岩小屋⇒(1:
10)⇒大ダワ⇒(30)⇒雲取山荘   


実時間 6:30駐車場 〜 11:00雲取山荘
2日目 歩行時間 計 4時間50分
雲取山荘⇒(30)⇒雲取山頂⇒(20)⇒雲取山荘
⇒(20)⇒大ダワ⇒(1:10)⇒白岩小屋⇒(40)⇒お
清平⇒(25)⇒地蔵峠⇒(35)⇒妙法ケ岳分岐⇒
(40)⇒三峰登山口


実時間 7:00雲取山荘 〜 11:05駐車場
1日目
 雲取山へのルートは幾つかあり
ますが、三峰神社登山口に決め
ました。
 駐車場料金は、1日500円。下
山後に温泉もあります。
 さあ、鳥居をくぐって登ります。
 スタート地点が既に1100mと
高いので、楽なコースと思っていたら、アップダウンがあり結構大変でした。
 しばらくは杉と笹の中を歩く、山
腹をトラバースする緩やかな登り
です。
 奥宮の分岐をあたりから傾斜が
強まります。  
 登山道で、足を止めてヤマツツ
ジを撮っているハイカー。
 三峰神社では満開なのに、ま
だツボミが残っているヤマツツジです。
 スタートから2時間ほど、ジグザ
グに登ると、地蔵峠に着きます。
 勿論、お地蔵さんのお迎えです。
 計画では二泊するつもりなの
で、テントや食事などで重装備で
す。
 地蔵峠から霧藻ケ峰の間に、
和名倉山の展望が良い場所があ
りました。
 霧藻ケ峰の休憩場。素泊まり
可能です。
 休憩するには、400円でコーヒ
ーかお茶を注文しましょう。
 アセビの花のお迎えです。
以後、花は見当たりませんでした。花より山容を、楽しむハイキングになりそう。
 霧藻ケ峰から一旦下ると鞍部
のお清平に着きます。
 帰りには、登りとなることを考え
ると、今から疲れが・・・
 お経平とも言います。この後
は、ヤセ尾根の急坂があります。
 ツガやシラビソの原生林が続き
ます。まだまだ、新緑とは言えま
せんね。
 急登になります。又、登って・登
って・・・
 登り下りを繰り返しなので、な
かなかペースが取り難い。
 山頂は、樹林の中なので展望
は乏しい。
 ベンチがあったので、肩の荷を
降ろしてオニギリを食べました。
 山が見えないので、今回はオニギリとのコラボレーションはありません。
 今度は下って、白岩小屋に到
着。素泊まりとテント泊が出来ま
す。
 テント場は裏手にあり、好展望
のところに幕営出来ます。
 ここからは残雪があるので、ス
パッツやアイゼンを装着します。
 僕は無装着で小屋まで行きま
した。小屋から先はスパッツを装
着。 
 白岩小屋から急登20分ほど
で、白岩山頂に到着します。 やはり樹林のため全く展望は無し。
 コケむした原生林をゆるゆると
下ると、芋ノ木ドッケの鞍部。
 芋ノ木⇒コシアブラの木
 ドッケ⇒突起
 コシアブラの木が多い尖った峰
 芋ノ木ドッケの鞍部から、山腹
のトラバースの道に入ります。 木の階段が幾つもあります。
 ところどころの樹間から和名倉
山の峰が見えます。

 下ったところに、大ダワがありま
す。巻き道と男坂コースに分かれ
ています。
 勿論、迷わず巻き道を選択。
 
 女坂には、こんな綺麗な花が咲
いています。しかし、疲れていて
ピンボケになってしまいました。
 まだ客が少ないので昼寝をして
いる従業員。
 後で仕事をしている赤いシャツ
のオジサンは、従業員ではあり
ません。お客さんです。
 到着したのが11時。フロントで
幕営料を払ったら、「一番の受付
ですねえ。稜線の好きな所に張
っていいですよ。」と言われまし
た。
 テント場を確保したら、まずはビ
ールでしょう。
 美味いね〜、汗をかいたから胃
袋に吸い込まれること。
 ビール500円、ワンカップ400
円でした。
 疲れと酔いで、1時間ほど昼寝
をしました。
 テント場は、続々とハイカーが
到着し、数えただけで31張りあ
りました。
 小屋の前では、景色を眺めな
がらの昼食。
 ゴールデンウィークなので家族
連れが多かったですね。
 小屋下は、ぬかるんだ登山道
です。
 写真の右手(雪の上)に、僕は
テントを張りました。小屋に近くで
便利なので。
 16時頃です。受付するのに列
が出来ました。
 小屋には、300人ほどが宿泊
しました。8畳部屋に15人で寝
たそうです。
 「あ〜た、小屋は15人ですっ
て。やっぱ、テントよね〜」
 小屋前にある水場です。
 土足禁止のため綺麗なトイレで
す。
 ただ、夕食後と朝食後には、列
が出来ていました。
 テントの屋根には鯉のぼり。や
はり、こどもの日ですね。
 「貸しましょうか?」と言われま
したが、写真だけ撮らせてもらい
ました。
 小屋から見える奥多摩方面の
山々。あいにくの曇り空、ハイカ
ーに天気は合わせてくれない
か!
 五月とはいえ、テント内は寒
い。シュラフの中に入れたら、暖
かくて良く眠れました。
 
2日目
 日の出です。キスをしているように見えますが、カメラマンが重なっているだけです。
 早朝にも関わらず、多くのカメラ
マンが撮影していました。
 今日も残念ですが。快晴にはな
りませんでした。曇りと霧でした
ね。
 「写真を撮りますよ〜。みなさ〜
ん、バンザイをしてください〜
い。」
 
 雲取小屋から先は、ぬかるんだ
登山道になり、スパッツが必要で
した。
 30分ほどで山頂です。
 ようこそ、霧の百名山・雲取山
です。 「悔し〜い。」
 立派な三角点です。  標高2,017m 東京都、埼玉県、山梨県境にある百名山・雲取山です。
 
 お姉さん似合い過ぎますよ〜。 「あなた、そのタオル取ったら。」  
「嫌よ、わたし気に入っている
の。」
 ご覧のとおりです・・・とほほ

 いくら視界が悪いったって、そんなに近くにしなくても・・・  さて、荷造りして下山しよう。
 ここは、男坂の分岐点。巻き道
と違い短距離でした。
 途中、こんな展望もありました。  毎年、ゴールデンウィークに小
屋に来ているそうです。二日間、
手伝って・泊まって下山途中。従
業員用の部屋で泊まるそうです。
 帰りも、登って・登って・登りま
す。

 そして、下って・下って・下ります。  霧藻ケ峰には、往路気がつか
なかった「秩父宮様のレリーフ」
が、岩壁にあります。
 もう三峰神社は近くです。小雨
が降り出したけれど、雨具は出さ
ずに下山出来ました。
 境内にある店の「イモグシ」で
す。ジャガイモではないそうです
が、何の芋なのか説明はありま
せん。 400円。


 
 ハイキング後記   
 
 折角の連休だからテント泊で行って来ました。しかし、ゴールデンウィークなので何処もかしこも人・人・人で
すわ。オマケに百名山の雲取山山頂はガスっていて何も見えまへん・・・とほほです。

 計画では、二泊して飛龍山まで足を伸ばそうかと思っていました。又、八ヶ岳のように稜線を歩くのに、花が
多く見られると思っていました。
 しかし、生憎の曇り空や樹林の稜線歩きなので、一泊だけで下山しました。

 雲取小屋では、一年で一番込む日だと言っていました。定員200人のところ300人ほど宿泊したそうです。
8畳の部屋に15人が泊まったそうです。確かに、外から見たのですが、交差するように隙間無くフトンが敷か
れ、押入れにも敷かれていましたから。

 その点、テント泊は手足をいっぱい伸ばして眠れます。
 だって、重い荷物を持って来たんですから。


   
    
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